使用装置について
水質管理
透析にとって水質管理は非常に重要です。よりクリーンな透析液を供給するために、LRO膜とRO膜の2段膜処理の逆浸透精製水製造システム(熱水消毒対応)を導入し、水質の向上を図っています。具体的には以下の機種を採用しています。
多用途透析用監視装置(DCS-100NX・DCS-200Si )
多用途透析用監視装置: DCS-100NX 13台、DCS-200Si 18台(オンラインHDF可能装置25台)
DCS-200Siでは、治療中の血液回路や透析液排水から、血圧コントロールや透析量確保のための有用な情報が得られます。多彩なモニタリング機能で得られたデータを除水速度や血液量のコントロールに活かせます。
全自動溶解装置(DAD-70Si)
密閉回路内で薬剤を溶解することで薬剤、開封時の粉の飛散や外気に触れることで発生する交差汚染を防ぎ、透析液原液をクリーンな状態で作成します。
透析用水作成装置(DRO-Si)
2つのRO膜で2段階濾過することにより、清浄度が極めて高いRO水を供給します。全自動熱水消毒システムを搭載しており、活性炭フィルタ以降を熱水消毒しています。
多人数用透析液供給装置(DAB-Si)
連続希釈方式により高い希釈制度と容易な濃度調整を両立しています。また、消費量に応じた透析液調整により、常に新鮮な透析液を供給します。
透析通信システム(FUTURE NET)
当院では日機装が提供する透析通信システム(FUTURE NET)を採用しております。患者様が透析前後に体重計で測定したデータが、コンピューターに転送され、エラーの防止や患者様の待ち時間短縮につながります。また、患者様ごとに透析条件の設定を行い、透析スタッフ間の情報共有ツールになっています。